第22回企画展
「仙山線交流電化試験
—日本の鉄道を新幹線へと導いた開発秘話—」

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 東海道新幹線開業から50年。その新幹線開発上大きな役割を果たした交流電化試験開始から60年。“交流電化”は、エネルギー近代化と経営合理化を模索していた国鉄が、将来をかけた一大プロジェクトとして独自に研究開発した鉄道技術です。

 新幹線開通の10年前、フランス国鉄が実用化した商用周波数交流電化方式に触発された国鉄は、我が国独自の開発にむけ、交流電化調査委員会を組織して研究開発に取り組みました。その試験線に選ばれたのが仙山線でした。

 仙山線の交流電化試験では、地上電気設備(第1期静的試験)と交流電気機関車(第2期動的試験)のそれぞれ試作と試験が1954年(昭和29)から1956年(昭和31)まで2年半にわたり実施され、想定以上の成果をあげました。それが地方に伸びようとしていた日本の鉄道電化の道筋を“交流電化方式の採用”の方向に舵を切らせることになったのです。また、交流電化の発展は、大出力・高速で走る新幹線の開発を成功に導いた土台となる技術として大きな役割を果たしています。

 企画展では、交流電化開発の背景にあった国鉄の動力近代化と経営合理化、交流電化試験の全容、試験の成功と開業に寄せる当時の仙台市民の期待と歓喜、交流電化の発展とその後を、資料や写真、また貴重な動画でたどり、仙山線から生まれた「交流電化」が日本の近代化にもたらしたものが何だったのかを考えていきます。

主な展示構成

①国鉄・動力近代化と交流電化調査委員会の発足

  • 交流電化調査委員会関係国鉄資料
  • 交流電化調査班の仏リール市国際会議など渡欧調査秘蔵映像、など

②交流電化試験_地上施設の建設と静的試験、国産交流電気機関車による動的試験

  • 交流電化工事、および、試験車両公式写真
  • 交流電化試験の貴重な写真
  • ハンドル・インなど当時の様子を伝える秘蔵映像
  • 試験車両を模型(HOゲージ)全機ラインナップ など

③交流電化の開業

  • 開業記念式典の秘蔵映像
  • 地元新聞記事が伝えた「交流電化試験」「交流機関車」
  • 北陸本線電化開業関係の写真と秘蔵映像 など

④交流電化の発展とその後

  • 試験後に継続された交直電車試験
  • 本線電化に向け開発された交流電気機関車両の模型と資料 など

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記念講演会
「交流電化開発史_交流電化は何をもたらしたか」 
 講師:関 秋生 氏(元JR東海総合技術本部長・前新生テクノス会長)
 10月26日(日)午後1時より 
 会場 ステーションキャンパス3F 研修室
 入場無料
 定員100名・要予約 
 ◎鉄道交流ステーション開館時間内にお電話(022-728-6612)でご予約ください。
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●親子で楽しもう!Nゲージ模型レイアウトも常時運行中

模型

  • 北陸新幹線を走るE7系が走るよ!

開催期間

2014年8月1日(金)~11月1日(土)

【臨時開館】
10月19日(日)(くにみ街道まつり開催のため)
10月26日(日)(大学祭開催のため)

 

開館時間

午前10:00~午後4:00

休館日

毎週 日曜日、月曜日、祝日。

【臨時休館】
8月12日(火)〜16日(土)(お盆休みのため)
9月24日(水)・25日(木)(大学休業のため)

入場料

無料

主催

東北福祉大学・鉄道交流ステーション

後援

宮城県教育委員会、 仙台市教育委員会、河北新報社、東北鉄道協会、
(社)交通環境整備ネットワーク、みちのく鉄道応援団

協力

JR東日本仙台支社、鉄道総合技術研究所、鉄道博物館、仙台市博物館市史編纂室

鉄道模型館

「交流電気試験機関車を走らせよう」

*展示中の交流電気試験機関車模型を、模型館のレイアウトで走らせます。
 5回程度実施の予定。

期間中、展示室開館日のうち毎週土曜日は鉄道模型館の開館日。
午前11:00〜午後4:00