第15回企画展
「仙山線と鉄道遺産」

poster

私たちの暮らしを支えてきた鉄道の発展を、文化遺産という視点で見直してみると、路線の近くには、歴史的に重要な役割をもっていた施設の遺構がまだ残っていたり、車両が公園のモニュメントになっていたり、保守を重ねて未だ現役で使われている古い建造物があったりすることに気づかされます。

仙台市と山形市という奥羽山脈を挟んだ2つの県庁所在地を結ぶルートは、仙山線ができるまでは、笹谷峠を越える笹谷街道、山伏峠あるいは清水峠を越える二口街道、そして関山峠を越える関山街道(作並街道)のいずれかを、歩くか、車や馬に頼るしかありませんでした。両市民の30余年に及ぶ陳情の末に仙山線が全通したのは1937年(昭和12)11月10日。今年75年目を迎えます。

仙山線には、土木工事史としても重要な仙山トンネルや第二広瀬川橋梁(熊ヶ根鉄橋)のトレッスル橋梁もあり、また、日本のローカル線の伸延や超高速鉄道・新幹線の開発にもおおきな影響を与えた「交流電化試験」が実施され、日本ではじめての交流電化機関車が営業運転した路線として、鉄道史に深く刻まれています。今回の企画展では写真や図面、史料などを通して、鉄道遺産の宝庫というべき仙山線の魅力を紹介します。仙山線を通してわが国の鉄道の発展、近代化の歩みの断片を覗いてみましょう。

主な展示資料

  • 年表と地図で見る仙山線の鉄道遺産
    仙山線沿線にある鉄道遺産を年表と地図、写真で紹介。
  • 仙山線敷設構想と難工事
    仙山鉄道をめぐる三線構想、仙山トンネルの難工事など。
  • 仙山線の歴史的建造物
    第二広瀬川橋梁(熊ヶ根鉄橋)は日本で一番高いトレッスル橋梁。
    仙山トンネルは開通当時日本で第3位の長さで直流電化されていた。
    改築しても骨格はのこる北仙台駅。
  • 交流電化
    日本の鉄道史に刻まれる「作並交流電化試験」の舞台となった作並機関区や保存車両の写真パネル。

模型

●親子で楽しもう!
Nゲージ模型レイアウトも常時運行中

いつものNゲージレイアウトの他に、4月からあっと驚く特設模型台が登場しますよ。詳しくは「鉄道交流こぼれ話」でご紹介します。

開催期間

2012年4月6日(金)〜7月7日(土)

開館時間

午前10:00~午後4:00

休館日

毎週 日曜日、月曜日、祝日。

臨時休館

4/29〜5/7(大学休業日のため)

入場料

無料

主催

東北福祉大学・鉄道交流ステーション

後援

みちのく鉄道応援団

協力

JR東日本仙台支社