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高齢者向けのリハビリ・トレが好評
東北福祉大学「RehAct®研究会」事業


残り時間を見ながらリンゴゲームに取り組む参加者

予防福祉を積極的に展開する東北福祉大学は、リハビリテーション学科を中心に「RehAct®研究会」を立ち上げ、目下、高齢者向けのリハビリ・トレーニングの事業開発に取り組んでいる。

RehAct®では、各種テクノロジーを有効活用し、リハビリを楽しく、継続できるように支援する東北福祉大学が推進するプロジェクトを実践する。

2012年に「RehAct®研究会」がKinect for Windowsセンサーを用いた「高齢者遠隔運動指導・管理モデルRehAct®」を提案。以後、企業と共同開発した作品を、仙台市青葉区の住民の協力を得ながら、実証実験を重ねている。

感性福祉研究所で実際に9人の住民が取り組む姿を11月8日、視察した。2台のモニターが隣り合わせに並び、2班に分かれて、参加者が一人ずつ交代で実施。センサーが人間の動きを捕らえ、三次元でモニターに映し出され、音声に沿いながらゲームを進める。

ゲームはリンゴ、綱渡り、風船割り、足上げの4種類があり、残り時間と取れた数がモニター画面に表示される。運動能力に応じてレベル1から4まで選べる。例えば風船割り。屈伸して尻でモニター上のイスに流れる風船を割る。割るタイミングとその時の姿勢が重要で、うまく風船が割れると「その調子です」のアナウンスで、さらに促される。

調子が出るから楽しい。夢中になって、自然と汗が出るから運動量も申し分ない。実際に昨年度実施した介入研究では、筋力とバランスが改善している。単なる屈伸運動では疲れる、飽きる、つまらないとなるが、ゲームの要素が入るので、参加者は楽しみながら活動でき、また、専門家でなくても高齢者へ運動指導を実施できるのが特徴。見ている人も飽きないし、拍手が出るほど楽しくさせるから不思議だ。

昨年から週3回通っている70代のご婦人は「楽しみながらできるのがいい。失敗しても次がある。ゲーム感覚だし、こうして人に会えるのもいい」とホオをピンクに染めながら、すっかり気に入った様子。

RehAct®の製品開発を着想したのはリハビリテーション学科の担当者が2010年に米国カリフォルニア大学バークレイ校に視察したことがきっかけ。その時に受けた技術解説がヒントになり、在宅でリハビリを行う米国事情と厚生労働省が予防介護事業を自治体に委ねる可能性を見据えて、先取りした。

また、東日本大震災の発災後、被災地ボランティアに赴き、住民の運動不足を目の当たりにした経験が後押しした。今後は青葉区のほか宮城県刈田郡七ケ宿町、福島県相馬郡新地町でも実証実験を広げていく予定である。

大学の大きな役割である地域貢献と高齢者の健康増進、しいては日本全体の社会保障費削減にもなり、「RehAct®研究会」の成果が注目される。

【解説】
◇RehAct®は、Rehabilitation for Activeの略で、苦しいイメージのリハビリを楽しく変える東北福祉大学の取り組みです。
◇RehAct®及びリハクト®は東北福祉大学の登録商標です。

情報発信元

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